2019年11月20日

HWS J-Police.38S 3inch HW

【ハートフォード J-Police.38S 3inch ヘビーウェイト】

※ニューナンブM60 実銃データ Wikipediaより。
新中央工業(後にミネベア(現・ミネベアミツミ)に吸収合併)社製の回転式拳銃。
1960年より日本の警察官用拳銃として調達が開始され、その主力拳銃として大量に配備されたほか、麻薬取締官や海上保安官にも配備された。
生産は1990年代に終了したが、現在でも依然として多数が運用されている。
内務省警視庁および府県警察部時代、日本の警察官は基本的にサーベルを佩用するのみで、銃火器の装備は刑事や特別警備隊、要人警護要員や外地の警察部など一部に限定されていた。
その後、連合国軍占領下の日本では警察官の帯刀を廃止し拳銃を携行することになったため、もともと保有していた拳銃だけでは足りず、日本軍の武装解除や民間からの回収によって入手された国産の拳銃も用いられていたが、それでも充足率は低く、また配備された拳銃も老朽品が多く、種類も雑多であった。
1949年夏よりこれらの拳銃はGHQに回収され、かわってアメリカ軍の装備からの供・貸与が開始された。
しかしこれらの供与拳銃にも老朽品が多く、その中でも特にM1911A1自動拳銃とM1917回転式拳銃は耐用年数を過ぎて動作不良や精度低下を来していたほか、使用弾薬が.45ACP弾だったため警察用としては威力過大であり、大きく重いために常時携帯の負担が大きいという不具合も指摘されていた。
60年安保対策として警察官が増員され、再び銃器の充足率が低下していたこともあり、まず1959年よりS&W M36などの輸入による新規調達が開始された。
しかし一方で、国内産業の涵養や製作技術の存続を図る観点から、防衛庁、警察庁、法務省、海上保安庁などが装備する公用拳銃の統一化・国産化が志向されるようになっており、1956年9月、日本兵器工業会は、通商産業省の指導のもとで拳銃研究会を設置して検討に着手した。
そしてその検討を踏まえて、1957年より、新中央工業において国産拳銃の開発が開始された。
このとき、自動拳銃2機種と回転式拳銃1機種が開発されたが、この回転式拳銃が本銃であり、当初はM58と称されていた。なお自動拳銃として開発されたのがM57であった。
M58は1959年11月に行われた外国製拳銃との性能審査で優良な成績を納め、1960年より警察への納入が開始された。
昭和43年度以降、警察が調達する拳銃は本銃に一本化されることとなった。
基本設計はS&W社のJフレームリボルバー(S&W M36など)およびKフレームリボルバー(S&W M10など)をもとにしている。
表面処理は、当初はブルーフィニッシュであったが、1982年頃より製造工程簡略化のため、パーカライジングフィニッシュに変更された(その後まもなくブルーフィニッシュに戻されたという説もある)。
照門は固定式である。
シリンダーは5連発だが、フレームがわずかに大きいため、Jフレームリボルバー用のスピードローダーは使用できない。
生産開始直後にシリンダーの破裂事故が発生しているが、対策を施して1961年より量産が再開された。
また、シリンダーをスイングアウトするための指掛け(シリンダーラッチ)は、当初は薄い洗濯板状のものであったが、1980年代より彗星の尾のように後方を長くしたものに変更されたほか、その後、更に厚みを増す改修が施された。ライフリングは5条右回りで、ピッチは1-15"である。
なお、オープンキャリーを想定した銃身長7.7cmのモデルと、コンシールドキャリーを想定した銃身長5.1cmのモデルの2種類が生産・配備された。
トリガーメカニズムはダブルアクションとシングルアクションの両用である。
ダブルアクションでは、モデルとされたS&W社の製品のようなトリガープルの精密さには欠ける一方、シングルアクションでの射撃精度は極めて高く、7.7cm銃身モデルであれば25メートル固定射撃で2インチ(約5cm)ほどの幅にまとまる集弾性能を発揮できる。
日本の警察では本銃の採用期間が長く、この射撃精度に慣れ親しんでいたため、1990年代の本銃の生産終了後にS&W M37を調達した際には射撃精度が本銃のレベルに達しないことが問題視され、メーカーの担当者を日本に呼びつける騒ぎとなった。
サイドプレートは、当初はS&W社の5スクリュータイプをもとに、用心金付け根のシリンダーロックスプリング用スクリューを省いた4スクリュータイプであったが、1964年よりS&W社の仕様変更に倣って、3本スクリュータイプに変更された。
また、グリップには膨らみが持たされており、握り心地は悪くないが、前期生産型では縦方向の長さが足りずに小指が遊んでしまうことが多く、チェッカリングも甘かったため、1980年代にグリップパネルが改良され、グリップ前部を延長してフィンガースパーが付されるとともに、チェッカリングも深くなった。
なお、グリップパネルはいずれもプラスチック製で、当初はライトブラウン、上記改良が施されたものはやや濃いブラウンとされている。
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
※モデルガン
大友商会が鑑賞用のモデルガン(可動部はシリンダーのスイングアウトのみでダミーカートの装填排莢のみだが、外観と刻印が良く再現されている)、マルシン工業がガスガンのみ、ハートフォードがガスガンとモデルガンの両方を販売している。
マルシン工業とハートフォードは「ニューナンブM60」の名称を使用しておらず、それぞれ「ポリスリボルバー」と「J-Police.38S」の名称を用いている。
大友商会は2インチ仕様のみをモデルアップしているが、マルシン工業とハートフォードは2インチ仕様と3インチ仕様の二種類を用意している。
大友商会は箱も凝ったデザインで実銃取扱説明書と警視庁警察官けん銃使用及び取扱規程の写しも付属。
マルシン工業は実際には存在しないニッケルメッキ仕様も販売している。
ハートフォードは廃業したCMCのM36の金型を流用している為、外観の寸法の再現性は低い。

ブルーブラック仕上げ完成品。
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
【予定】
・塗装剥離。
・刻印の追加、修正。
・フレームにハンマーピン追加。
・バレルピンの別パーツ化。
・シリンダーのリアル化。
・バレルフレームとシリンダーのフルブルーイング。
・金属パーツのブルーイング。

オリジナルの厚ぼったい塗装を剥離。
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
パーティングラインが結構残ってます。
HWS J-Police.38S 3inch HW
湯口の跡に穴が…。
HWS J-Police.38S 3inch HW
この位置にハンマーピンと刻印を追加します。
HWS J-Police.38S 3inch HW
ハンマーピン追加。
HWS J-Police.38S 3inch HW
モールドのバレルピンをスチールピンでリアル化。
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWSオリジナルの刻印。
HWS J-Police.38S 3inch HW
大友商会「ニューナンブM60」の刻印。
HWS J-Police.38S 3inch HW
刻印の版下。
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
刻印を手彫り。
HWS J-Police.38S 3inch HW
修正。
HWS J-Police.38S 3inch HW
シリンダーのリアル化。
HWS J-Police.38S 3inch HW
RIGHT製のダミーカート。
HWS J-Police.38S 3inch HW
1500番手で磨き終了し染め始め。
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
ヘビーウェイトの染め完了。
HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW
金属パーツの染め完了。
HWS J-Police.38S 3inch HW
完成。
アルバム

HWS J-Police.38S 3inch HW
HWS J-Police.38S 3inch HW









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Posted by イルコローレブル at 15:59│Comments(0)モデルガンブルーイング
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